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デザイン・レイアウトのツボ! 食品編

お菓子のパッケージデザイン:販売場所と客層に応じたレイアウトの工夫

 

ちょっとした手土産や贈り物として重宝されるお菓子は、種類や価格帯、用途が多岐にわたります。それに伴い、パッケージデザインも商品の特性や購入シーンに合わせた工夫が求められます。今回は、お菓子パッケージのデザインとレイアウトについて具体例を交えながらご紹介します。

 


 

ブランドイメージを訴求したデザイン

 

■事例:老舗洋菓子店の『ガレットコレクション』

  • ・目的:贈り物としての高級感や上質さを表現。
  • ・特徴:シンプルかつ洗練されたデザインで、個包装された焼き菓子が引き立つ仕上がり。
  • ・ターゲット:特別なギフトやフォーマルな場での手土産を探している人。

 

■ポイント

  • ブランドロゴや象徴的なモチーフを強調し、高級感を演出。
  • シンプルなカラーパレットや上品な素材感を取り入れることで、贈り物としての魅力を向上。

 


 

味や食感を訴求したデザイン

 

■事例:金吾堂製菓の米菓パッケージ

  • ・目的:商品特徴や美味しさを前面に伝え、購入者に「試してみたい」と思わせる。
  • ・特徴:陳列棚で目を引く大胆なレイアウトや色使いで、商品の魅力を視覚的に伝達。
  • ・ターゲット:主に自分用に購入する人や日常のおやつとして選ぶ人。

 

■ポイント

  • 商品の見た目や食感を視覚的に表現し、購買意欲を刺激。
  • 鮮やかな配色や商品写真を効果的に使い、即時的な認識を狙う。

 


 

比較と考察

 

この2つの事例からわかるように、パッケージデザインは販売場所ターゲット層によって大きく異なります。

  1. ①贈答用の高級感を重視:ブランド力や上品さが求められる。
  2. ②自分用・日常用の購買意欲を刺激:味や特長が直感的に伝わるデザインが必要。

 

デザインの方向性を決める際には、以下のポイントを考慮することが重要です:

  • ・販売場所(デパートや量販店など)
  • ・購入目的(贈答用、自分用、季節限定など)
  • ・ターゲット層(性別、年齢、趣味嗜好)

 


 

まとめ

 

お菓子のパッケージデザインは、その商品がどこで、誰に、どのような目的で購入されるかによって適したアプローチが変わります。

 

  • ・贈り物重視ならブランドイメージを前面に。
  • ・個人利用重視なら商品特性や魅力を直感的に伝える。

 

デザインを考える際には、ターゲットのニーズをしっかりと分析し、販売シーンを想定した提案を行うことが成功の鍵となります。

 

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